コエンザイムQ10の効果

コエンザイムQ10とアンチエンジング

コエンザイムQ10が持つ代表的な働きには、エネルギー生産をサポートする作用と抗酸化作用が挙げられます。
この2つの作用があるために、コエンザイムQ10には「アンチエイジング」の効果が期待できるといわれているのです。現在ではアンチエイジングの効能を謳った化粧品やサプリメントなどの成分に配合され、数多くの商品が販売されています。
この記事では、コエンザイムQ10とアンチエイジングの関係性についてご紹介します。

アンチエンジングとは

そもそも「アンチエイジング」とは、美容面や健康面において加齢による老化現象を小さくすることや、老化の速度を緩めることを指す言葉です。
「抗老化」や「抗加齢」とも訳され、イメージとしては「老化に立ち向かうこと」と捉えるとわかりやすいかもしれません。

人はだれでも歳を取る生き物で、それにつれて心身両面に変化が現れます。
加齢に伴う変化を老化現象と呼びますが、それを止めることは現実的に不可能です。
人が老化に気づくのは主に40代から50代といわれており、この時期にアンチエイジングを意識した生活を心がけると、その後の人生によい影響が及ぶとされています。
アンチエイジングは、人体の成長が止まったあと見た目で判る老化現象とともに急激に下がる、身体の老化曲線の角度を少しでもなだらかにしようとするものです。
安易な若返り効果を期待するのではなく、身体の機能が衰える速度を緩やかにすることが、アンチエイジングの本来の目的なのです。

活性酸素による影響が老化の大きな原因

老化の原因にはさまざまなものがありますが、その一つに活性酸素による説が挙げられます。
活性酸素とは、呼吸によって取り込まれた酸素の一部が変化したものです。
人の体内で発生した活性酸素は、もともと人体に備わっている抗酸化物質や抗酸化酵素の作用によって大半が消去されます。
しかし非常に高い酸化力をもつため、過剰に発生すると脂質やタンパク質、DNAや酵素といった重要な成分を酸化させてしまうことがあります。
身体を構成する細胞が酸化することで、細胞の働きが弱まり錆び付いてしまいが老化の大きな原因とされています。

また、現代人は、活性酸素の発生を招きやすくなる環境に取り巻かれながら生きています。

などが、活性酸素の過剰な発生を招く主な原因とされているのです。

活性酸素が原因となる主な老化現象とは

活性酸素が原因となって現れる、具体的な老化現象についてご紹介します。
まず、40代を過ぎた女性の多くが気になり始める「肌の老化」には、活性酸素が関わっています。
くすみやシミ・しわといった肌の老化も活性酸素が原因とされています。
紫外線は活性酸素を増加させる働きがあり、紫外線を浴びることの多い肌の細胞は活性酸素も発生しやすいのです。
肌から吸収された紫外線は、皮膚の細胞に活性酸素を過剰に発生させることになり、それを取り除くためにメラニン色素が分泌されます。メラニンの分泌量が通常より増えることで、シミなどが出来やすくなってしまうのです。

次に「内臓機能の衰え」も、活性酸素が招く老化現象とされています。
活性酸素は、酸素に比べて化学的に不安定な物質で、他の細胞から電子を奪うことで安定した状態を保つ性質があります。
電子が奪われ酸化した細胞は、その周りの細胞から電子を奪っていくため、酸化が広がっていくのです。
細胞レベルでこういった状況に陥っているために体内で酸化が進み、内臓の正常に機能する力も衰えていきます。
特に肝臓は活性酸素の影響を受けやすい臓器のため、酸化が進むと、全身の疲労感や倦怠感などの症状として現れるのです。

コエンザイムQ10にアンチエイジングが期待できる理由とは

冒頭で触れたように、コエンザイムQ10はエネルギー産生を助ける作用のほかに、高い抗酸化作用を持ち合わせています。
抗酸化作用とは、活性酸素の過剰な発生を抑えたり、増えすぎた活性酸素を分解・消去したりする働きのことです。
そのため、抗酸化作用はアンチエイジングに効果的と考えられています。
脂溶性物質であるコエンザイムQ10は、体内では主に細胞膜に存在しており、活性酸素に敏感に反応する性質をもっています。
コエンザイムQ10自身にも抗酸化作用がありますが、似たような抗酸化物質であるビタミンEの機能を回復させるという役割を担っているのです。
活性酸素を消去したあとのビタミンEラジカルを、元の抗酸化機能をもつビタミンEに再生するという働きがあるため、細胞を酸化から守り老化防止が期待できるわけです。
もともと人の体内には、このように活性酸素を消去する働きを持つ物質や酵素が備わっています。
しかし40代を迎えた以降は、コエンザイムQ10の体内での生成量が減少するため、活性酸素の攻撃によるダメージを受けやすくなってしまうのです。
アンチエイジングでは、体内にいかに余分な活性酸素を発生させないようにするかが重要となります。
吸収率が高く、人の体内に存在する型と同じ「還元型」のコエンザイムQ10を活用するのも、一つの方法といえるでしょう。

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