コエンザイムQ10の効果

コエンザイムQ10は体内で合成ができる?

結論からいうと、コエンザイムQ10は体内でも合成できます。
コエンザイムQ10は、ミトコンドリアの活性化作用と、高い抗酸化作用をもつのが特徴の脂溶性物質です。
ミトコンドリア内で過酸化脂質を作り出したり、DNAの酸化や損傷を抑えたりなど、重要な働きをします。
ビタミンによく似た働きもあり、生命活動に不可欠な成分です。
ただ、ビタミンとは異なり体内でも合成できるため、ビタミン様物質ともいわれています。
この記事では、コエンザイムQ10が体内でどのように合成されているのかをご紹介します。

コエンザイムQ10はどのように合成されるのか

コエンザイムQ10は肝臓において「メバロン酸」を原料に合成されます。
コエンザイムQ10が合成される経路は、コレステロールが合成される過程と一部共通しているのが特徴です。
コレステロールは、食事から摂取した脂質や糖質などを材料に、主に肝臓内で合成されています。
その段階の一つに、「HMG-CoA(ヒドロキシメチルグルタリルコエンザイムA)」という物質が酵素によって還元され、メバロン酸に変換されるという過程があります。
また、体内では、コエンザイムQ10のベンゾキノン環の部分はアミノ酸のチロシンから、イソプレン側鎖の部分はアセチルCoAを経由してメバロン酸から合成されます。
合成されたコエンザイムQ10は、体内の細胞の一つ一つに送られ、エネルギーを生み出すサポート役として作用するわけです。

コエンザイムQ10の体内合成力はいつ低下する?

人の生命維持には莫大なエネルギーが必要ですが、そのエネルギーを供給しているのが、細胞内に存在するミトコンドリアです。
人の身体はおよそ60兆個の細胞で構成されており、一つの細胞には数百から数千のミトコンドリアが含まれています。
人体には数京個ものミトコンドリアが存在していて、その重さは体重の10%を占めると考えられています。
生体に必要なエネルギーを生み出すために働くミトコンドリアの中で、重要な役割を果たしているのがコエンザイムQ10なのです。

コエンザイムQ10の生合成量は20代でピークに達し、その後は加齢とともに減少する傾向にあります。
コエンザイムQ10は、生命維持のために重要な臓器や筋肉のミトコンドリアに多く含まれていて、特に心臓に多く存在しています。

1日に10万回も収縮し、休むことなく働き続ける心臓は体内で一番多くのエネルギー量を必要とします。

そのため、心臓はより多くのコエンザイムQ10を必要とし、消費しています。
心臓部のコエンザイムQ10の量は、40代を迎えるとピーク時の30%、80代では50%以上が失われてしまうのです。

差はあるものの、肝臓や腎臓・肺などでもコエンザイムQ10が減少することが明らかになっています。
コエンザイムQ10の合成量が下がるということは、エネルギーの生産量も減っているということなのです。

コエンザイムQ10の体内合成力が低下する理由とは

コエンザイムQ10の合成力が低下する主な理由は、2つ挙げられます。

1つは、加齢による影響です。
年齢を重ねるにつれ、体内でのエネルギーの合成量が減っているのに反比例し、必要とする量が増えていきます。
そのエネルギーを生み出すためにミトコンドリアの働きが活発になり、コエンザイムQ10の消費量が増えると考えられているのです。
また、加齢により細胞が老化していくことで、コエンザイムQ10の生産能力も低下してしまいます。

もう1つは、ストレスによる影響です。
外部から強いストレスを受けると、コエンザイムQ10の消費量が増えるため、相対的に合成力が下がるといわれています。
また、喫煙や飲酒、服薬といった生活習慣のストレスの影響でもコエンザイムQ10は減ってしまいます。

現代はストレスと無縁で生きるのがほぼ不可能なほど、さまざまなストレスにさらされている時代です。
仕事や人間関係などでストレスを受けても、うまく発散できずに溜め込んでいく傾向にある人が多いといいます。
その捌け口として暴飲暴食をしたり、偏食になったりするのも、コエンザイムQ10の合成力を低下させる原因とされているのです。

参考URL
http://www.identa.biz/還元型コエンザイムQ10.html
http://www.team-b.jp/importantly.html
http://www.senegambianews.com/article/Editorials_Opinions/Editorials_Opinions/Foreign_Aid_and_Underdevelopment_in_Africa/19606/

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