コエンザイムQ10の効果

コエンザイムQ10と美肌の関係性

コエンザイムQ10は、もともと医薬品として用いられてきた物質です。
日本では1975年から、主に心不全の治療薬に使用されてきたという歴史があります。
規制緩和により、2001年からは食品成分としての利用が認可され、サプリメントなどの健康食品のほか、化粧品にも配合できるようになりました。
コエンザイムQ10が配合された製品には、美肌効果も期待できるといわれています。
この記事では、コエンザイムQ10と美肌効果についてご紹介します。

コエンザイムQ10と美肌の関係性とは

コエンザイムQ10は人の体内でも作られる物質ですが、加齢に伴い減少していくのが特徴です。
体内に十分な量のコエンザイムQ10が存在している年代では、特に何もしなくとも美肌が保てると考えられています。
しかし、年齢やストレスの影響で不足が続くと、肌トラブルを招きやすくなるのです。
シミやたるみ・シワなどの肌トラブルの原因は、肌の新陳代謝の衰えによるものです。
若い年代の肌であれば、紫外線やストレスなどによって受けたダメージを回復する力があります。
しかし加齢とともに肌の細胞は活力を失ってしまうため、自力でダメージを癒す力も低下するのです。
肌細胞の老化が進むと、シミやしわ、たるみといった現象が現れやすくなります。
この肌細胞の老化を抑える力がコエンザイムQ10に備わっているため、美肌にも有効と考えられているのです。

活性酸素と肌のターンオーバーの関係性

細胞は肌を構成する最小単位でもあります。
そのため、過剰に発生した活性酸素によって傷つけられると、肌のターンオーバーの周期が乱れ、肌トラブルを招く原因となります。

ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことです。
皮膚は、外側から表皮・真皮・皮下組織から構成されています。さらに表皮は外側から、角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層構造となっています。
表皮の一番内側にある基底層では、常に新しい細胞が生まれ上へ押し上げられていき、角質層へ到達します。古い皮膚は最後には垢となり、自然に剥がれ落ちる工程のことを、ターンオーバーです。
通常では、肌の細胞は28日周期で生まれ変わるとされていますが、加齢や食生活、間違ったスキンケアなどの影響で、その周期が乱れてしまうのです。
また、活性酸素の影響を受けて細胞が傷つくと、新しい皮膚細胞の生産や老廃物の排出などのバランスが崩れます。
その結果、古くなり不要になった角質が肌の表面に残ったままになり、肌荒れや乾燥、シミなどのトラブルを引き起こすと考えられているのです。

コエンザイムQ10に美肌効果が期待できる理由とは

コエンザイムQ10の肌における主な効能は、「抗酸化作用」と「肌細胞の活性化の促進」です。
そのため、肌トラブルを予防・改善し、肌を美しくする効果が期待できるといわれています。
それぞれの内容を以下でご紹介します。

抗酸化作用があるため

コエンザイムQ10に美肌効果が期待できるもっとも大きな理由は、抗酸化作用があるためです。
抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑える作用を指します。

活性酸素とは、体内に取り込まれた酸素の一部が変化したものです。
活性酸素はもともと、体内に侵入した細菌やウイルスなどの感染から身体を守る働きをします。
しかし必要以上に増えると、その強力な作用によって細胞を酸化させてしまいます。
それが皮膚の老化を招く大きな原因となるわけです。

コエンザイムQ10は高い抗酸化作用をもつために、細胞の酸化を抑え、肌の老化を防ぐ効果が期待できるのです。

細胞の活性化を促すため

そもそもコエンザイムQ10は、細胞の活性化を促す作用がある物質です。
若々しい肌づくりに不可欠とされるタンパク質の一つである、コラーゲンの活性化を促す働きにより、美肌効果が期待できるといわれています。
シミやたるみといった肌の老化現象は、身体の弾力を作り出すコラーゲンの減少も原因と考えられているのです。
人の身体の約15%は、タンパク質でできています。
このタンパク質の約30%を占めるのがコラーゲンで、その内の40%程度が皮膚に存在しています。
細胞同士を結ぶ重要な働きをするほか、肌の水分量や弾力を保つために不可欠な成分なのです。

ハリのある若々しい肌を保つために必要なコラーゲンも、加齢に伴い体内での生産量が減少していきます。
コエンザイムQ10には、コラーゲンを構成する皮膚の細胞を活性化させる働きがあるため、美肌効果が期待できるわけです。

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